本文へ移動

法人理念

代表者あいさつ

理事長 秋元広光
理事長
秋元 広光
「しいたけ作業の充実」に向けて
 
 1年間延期された東京オリンピック・パラリンピックがいよいよ開催されました。新型コロナウイルス感染が収束しないままで一抹の不安を覚えますが、せっかくの開催ですので日本選手はもちろんのこと、参加したすべての選手にエールを送りたいと思います。
 さて、去る令和3年5月19日、当法人第1回理事会及び同年6月9日の第1回評議員会において、「(株)ひろさきアップルパワー」様からの寄附200万円を受けて「しいたけ作業の充実」に向けて取り組むことが承認されました。また、「清水基金」の社会福祉法人助成事業に、しいたけ作業時の休憩場所としてのプレハブ設置について、助成申し込みが承認されました。
 しいたけ事業については、法人として一本化に取り組み徐々に成果が見え始めている状況ですが、今後もハウスの移設・新設や調整場での乾燥機等の増設・充実などしいたけの増産と二次加工の拡充に取り組んでいきたいと考えております。その中で、調整場周辺に十分なトイレがない(現在、和式の簡易トイレ一台)ことから、使いやすいきれいなトイレ(洋式を含む複数台)を増やして欲しいとの要望が出されています。この要望は、利用者の皆さんからだけでなく支援する職員からも切実なこととして強く望まれておりました。1号ハウスや調整場で作業をしていて、トイレまでの移動距離が長いために非常に不便を感じているとのことです。しいたけ作業に直接かかわる作業環境の充実は重要で喫緊の課題ですが、同様にトイレの問題も重要ですので、快適に集中して作業に取り組むためにも寄附を有効に活用させていただきたいと思います。
 ところで、「(株)ひろさきアップルパワー」様は、弘前市と連携して、弘前市雪国対応型メガソーラー(太陽光発電)の実証を行っており、収益が見込まれることから、地域に還元したいということで当法人への寄附の申し出をされたという経緯です。
 また、「清水基金」は、清水建設(株)が1966年に障害者福祉の質の向上のために設立した基金で、今回、キャンパス・ショップが一緒に作業を進めるにあたり、大人数の休憩場所が十分に確保できない状況を解消するため、プレハブ設置の費用助成を求めるものです。
 私たち社会福祉法人阿闍羅会役職員一同は、利用者・保護者の皆様にとって安心・安全な支援と環境を提供するため、職員の技術向上や仕事のしやすい職場環境作りと利用者皆様の過ごしやすい生活環境整備が重要であると考え取り組んでまいりました。今回のご寄附や助成を活用して、利用者の皆様が持てる力を十二分に発揮できるよう支援するため、これまで以上に努めてまいります。
 利用者の皆様、保護者の皆様、地域・関係機関の方々、法人役職員の四者が一致協力して生活の場としての施設とそれを支える職場環境を両輪として更に充実させていくことが重要であると考えております。これから今まで以上に利用者・保護者の皆様にとって魅力のある施設運営を目指してまいりますので、ご支援をよろしくお願い申し上げます。
 
2021/08/01

理念

■基本理念
 『障害者といわれる人が障害者といわれない日を目ざして』
 

ア「利用者の支援」
(ア)利用者が楽しく喜びを感じる施設を目指します。
(イ)利用者の可能性を引き出し、尊厳を大切にし、自立を目指します。
(ウ)支援員の質の向上を図ります。
イ「仕事面の支援」
(ア)利用者一人一人がやりがいのある仕事を見出します。
(イ)地域と協力及び企業と連携し生産性を高め工賃アップを目指します。
ウ「地域生活の支援」
(ア)専門的職員が配置され利用者・保護者がいつでも安心して利用できるグループホームの充実を目指します。
(イ)地域とのふれあいを通じ、利用する全ての方が自立し幸せを感じることができる地域であるために、地域から信頼され、必要とされる施設を目指します。
エ「職場の環境」
(ア)明るく元気にあいさつができる、話しやすい職場環境づくりを目指します。

職員行動目標

ア 「利用者の支援」
(ア)フェイスシート(利用者基本台帳)については、内容・書式を検討・修正し保護者への記入依頼をしたところである。4月の三者面談時より記入内容等の正誤確認を実施し、未記入箇所の追記を行い利用者支援の基礎になるものとして正確性を期し、変更等のある場合にはその都度速やかに訂正・修正を行う。(各ケース担当者)
(イ)アセスメントシートについては、内容(項目)の見直しと生活領域と就労領域を分けて設定し、できるかできないかの単なる評価に留まらず、所見及び本人・家族の希望要望の欄も設けて、アセスメントとしてより有効活用できるように配慮して作成した。記入については、現在作業中であるが、早急に評価を完了し実際の支援と個別支援計画の基礎として活用できるように努める。これにより情報共有とともに日々の支援の質の向上を図る。(各ケース担当者)
(ウ)サービス管理責任者は、内容の確認を行うとともにケースファイルの管理を徹底し年次毎の未整備部分についても欠落のないようにする。利用者基本台帳として有効に活用できるよう資料環境の整備・維持に努める。(サービス管理責任者)
 
イ 「仕事面の支援」
(ア)しいたけ栽培に関する法人一本化は、平成30年度のハウス増設により本格的に動き出した。しいたけ作業中心の体制に切り替えるため、ワークショップ大鰐の職員のスキルアップにより、利用者の作業内容習得と作業工程習熟に向けた支援を充実させ、できるだけ早い段階でワークキャンパス大鰐との一体的取り組みを目指す。また、利用者の中からリーダー的役割を担える人材育成を目指すとともに、適材適所による仕事の充実感と工賃アップに向けた生産性の向上の取り組みを積極的に進める。(全職員)
(イ)工賃支給方法の考え方を刷新し、利用者にとってより働きがいのある就労を目指すため、工賃支給規程改定し利用者給与表を新たに作成した。4月からの実施にあたっては、平成30年度下半期の結果を基にしている点及び今年度から実施するキャリアアップ項目(作業種目毎の評価項目)について、三者面談の際に本人・保護者に説明し理解を求める。キャリアアップ項目については、作業種目毎に細分化されているため、評価と同時に利用者本人の目標として確認できる内容になっている。このことは、支援者にとっても個別支援計画に反映させるとともに支援の根拠となるものである。(生活支援員・職業指導員)
 
ウ 「地域生活の支援」
(ア)利用者の地域生活の基盤となるグループホームでの生活において、その生活の質の向上のため、世話人の専門知識の向上等に積極的に取り組む必要がある。そのため、グループホーム関係者会議を定期的に開催するとともに法人内研修への参加も呼びかけてきたが、勤務上の制約もあり十分とはいえなかった。
(イ)今年度のグループホーム関係者会議においては、ミニ研修やグループ討議等の中で実際に即した内容を設定し、世話人の専門知識の向上等に継続して取り組む。また、世話人とケース担当者の日常的な連携を積極的に進めるとともに、サービス管理責任者やバックアップ施設の担当課長が定期的に各ホームを訪問することにより、世話人との連携強化と必要に応じた支援・助言を行う。(課長)
(ウ)グループホームと各施設との連携推進のためには、各ケースに関する情報(支援計画や都度の支援方針・服薬管理など)の共有を図るとともに、会議・研修等に参加できない場合の資料提供等にも十分配慮する。(ケース担当、サービス管理責任者)
(エ)各施設・グループホームは地域との連携を図るため、学校や関係機関等との取り組みを積極的に進める。このことにより、相互の理解と地域での信頼構築につなげることができる。
 
エ 「職場の環境」
(ア)出勤退勤などの職員間のあいさつはもちろん、「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」を積極的に行い、風通しよい職場環境構築のため、職員全体で相互に協力する。朝昼夕の申し送りを積極的に活用し、ケース毎の問題だけでなく職務上の課題等も共有できるように配慮し、職員がその方向性を共通認識できるようにする。(全職員)
(イ)ストレスチェックを継続して実施することにより、その結果から職員個々の状況を確認するとともに職場自体の抱える問題も早期に発見・対応できるように配慮する。(施設長)

▼お気軽にお問い合わせください

TOPへ戻る